BMS、Orum提携のAML薬ORM-6151の開発を第1相データレビュー後に中止

分解剤型抗体コンジュゲート標的タンパク質分解AML開発中止GSPT1CD33
  • ブリストル・マイヤーズ スクイブ(BMS)は、Orum Therapeuticsからライセンス導入した開発中の分解剤型抗体コンジュゲート(DAC)ORM-6151について、第1相臨床データを精査した結果、開発を中止した。
  • ORM-6151は抗CD33抗体とGSPT1分子糊分解剤ペイロードを組み合わせた薬剤で、Orumの「TPD²(標的タンパク質分解+標的送達)」プラットフォームに基づく。DACは、細胞毒性物質を送達する従来の抗体薬物コンジュゲート(ADC)とは異なり、タンパク質分解剤をペイロードとする新しいコンジュゲートクラスである。
  • 同薬は急性骨髄性白血病(AML)および高リスク骨髄異形成症候群(MDS)を対象とした第1相試験の段階にあった。
  • BMSは2023年、契約一時金1億ドルでOrumからORM-6151のライセンスを取得した。
  • BMSは2026年9月16日にOrumへ開発中止を通知した。これにより残りのマイルストーン支払い(最大8000万ドル)の義務は消滅し、Orumはすでに受領済みの1億ドルの一時金を保持する。
💡 ポイント

ここでの読み方は「DACというモダリティ自体が終わった」ではない——GSPT1分解剤ペイロードは抗体送達機構とは無関係に既知の血液毒性リスクを抱えており、今回はOrumのTPD²プラットフォームへの否定というよりも、ターゲットとペイロードの組み合わせの失敗に見える。 とはいえORM-6151は、大手製薬企業の手中にある中で最も進捗し、注目度の高いDACだった。その離脱は、いずれかの資産がピボタル試験に到達する前に、コンジュゲート型分解剤というクラス全体への監視を一層強めるだろう。 より鋭い教訓は契約構造にある。Orumは1億ドルの一時金を丸ごと確保し何も返す必要がない一方で、BMSは第1相の費用を負担した上で最大8000万ドルのマイルストーンを手放す——バイオテクが「成果」ではなく「オプション性」に対価を得る、おなじみの構図だ。Orumにとっては、今後のライセンス先にプラットフォームの持続性を証明しなければならないまさにその時期に、看板の提携プログラムを失ったことが本当の懸念材料だ。

Bristol Myers scraps Orum-partnered cancer drug after reviewing Phase 1 data ↗

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