メルク、中国発KRAS G12D阻害薬SPR2015を頭金4億ドルでライセンス導入
- メルク・アンド・カンパニーは、上海を拠点とするSciBrunch Therapeuticsと、経口KRAS G12D分子糊(モレキュラーグルー)阻害剤SPR2015に関する独占的グローバルライセンス契約を締結した。
- SciBrunchは契約一時金4億ドルを受け取り、マイルストーン支払いを含めた総額は最大21億3000万ドルに達する可能性がある。
- 本契約は、米国製薬大手が中国発のオンコロジー資産を導入する近年の潮流を反映している。
💡 ポイント
これはメルクのKRAS戦略最大の稴を埋める一手だ。業界がG12Cに集中する中、膳臓がん・大腸がんでより頻度の高いG12Dは共有結合化学では手つかずのままだった。分子糊(モレキュラーグルー)というアプローチが機能すれば、この壁を根本から回避できる。契約総顉21傃21.3億ドルに対し頭金がわずか19%というのは、まだ初期段階のリスク低減にすぎないことを示唆しており、他の欧米大手が残る中国発 G12D候補を奔い合う展開が予想される。