ジヒドロピリジン骨格から新規カスパーゼ1阻害剤
- カルシウムチャネル薬でよく知られる複素環骨格であるジヒドロピリジン骨格を基盤とした、新規カスパーゼ1標的低分子シリーズを報告している。
- in vitro蛍光酵素アッセイにより阻害活性を評価し、さらに細胞内でのカスパーゼ1活性を可視化する細胞イメージング実験へと展開している。
- カスパーゼ1がインフラマソーム駆動の炎症シグナルにおいて中心的役割を担うことから、これらの化合物を初期リードと位置づけている。
💡 ポイント
ジヒドロピリジンは数十年にわたりL型カルシウムチャネルの門番として名を馳せてきた骨格であり、それがカスパーゼ1へと標的転換されるのを見るのは、合成的に扱いやすく素性の良い骨格は元の標的クラスに縛られる必要はないという良い実例だ。ただし要約には活性・選択性の数値がほとんどなく、現状では炎症小体標的向けのケモタイプ多様化であって、検証済みリードとまでは言えない。